戦後,日本国憲法を全ての国民がありがたく
頂戴したかのように言われているのはまるでウソだ
即時棄てよ!占領憲法
1956年
作詞 中曾根 康弘
作曲 明本 京静
歌 明本 京静
安西 愛子
コロンビア合唱団
演奏 コロンビア オーケストラ
1 嗚呼戦に打ち破れ
敵の軍隊進駐す
平和民主の名の下に
占領憲法強制し
祖国の解体を計りたり
時は終戦六ヶ月
2 占領軍は命令す
もしこの憲法用いずば
天皇の地位うけあはず
涙を呑んで国民は
国の前途を憂ひつつ
マック憲法迎えたり
3 十年の時は永くして
自由は今や還りたり
我が憲法を打ち立てて
国の礎築くべき
歴史の責を果さんと
決意は胸に満ち満てり
4 国を愛する真心と
自ら立てて守るべき
自由と民主平和をば
我が憲法に刻むべし
原子時代におくれざる
国の理想を刻まばや
(この節は吹き込まれて居りません)
5 この憲法のある限り
無条件権降伏続くなり
マック憲法守れとは
マ元帥の下僕なり
祖国の運命拓く者
興国の意気に挙らばや
コメント
この歌は昭和三十一年 私は始めて聴きました、戦後十一年目ですが、
中曽根氏も青雲の志を懐いて作られた詩でしょう。 心意気は解からなくはありません、然し政治家としてある意味利用した、政治生命を賭してであれば、この人は書きませんね、落選すれば、唯の人です。 後に総理になりましたが、それ以後「靖国」に参拝していないです、政治家は清濁併せ持たなければできませんが、自分の信念を貫く、貫徹する、喩え落選しようとです。 だから「日和見主義」と巷間囁かれるのです。 運よく総理になっても「この詩」を公に国民に公表したでしょうか?してませんね。 最後の幕切れも最たるものでリクルート事件、政治と金は付き物ですが、潔さ{いさぎよさ}がない。 武士{もののふ}この言葉はこの人には該当に値しない。 政治家ではなく哲学者の道を選択していれば、思想、理念を遺憾なく発揮できたものを・・・とおもいます。 生粋の軍人ですね中曽根氏は、軍人は政治に関与するべきではない、それは敗戦が物語っているでしょう