昭和39年公開の映画 地球最大の決戦
![イメージ]()
![イメージ]()
![イメージ]()
![イメージ]()
![イメージ]()
![イメージ]()
![イメージ]()
![イメージ]()
![イメージ]()
忘れてはならない日本はかつてロシアを打ち破った。
![イメージ]()
![イメージ]()
ゴジラ、ラドン、モスラというそれぞれ一枚看板の主演級モンスターが集結し、宇宙から来た怪獣「キングギドラ」を迎え撃つ。
これぞ集団的自衛権。
力を合わせて平和を守る!
このキングギドラが桁外れに強く、1対1では勝てない。
日本とアジアの化身モスラが人間を守るために戦おうとするが
力の差は歴然。これでは殺されてしまう。
見かねた無法者ゴジラとラドンがモスラを手助けする。
ゴジラ、ラドンとも物語前半では船を沈めたり、阿蘇でひと暴れしている。人類を助けようなどという正義は全くなし。
しかし地球というなわばりを荒らされては困るのだ。西欧列強のようだ。
モスラの攻撃は相手に打撃を与えることはできないが自由を封じることができる。経済封鎖の如く、イージス艦の如く。
ラドンはモスラの後方支援にまわる。
足の遅いモスラを牽引してやるゴジラ。
糸攻撃を空中から
そしてゴジラにどつかれ共産主義の怪物は宇宙へ逃げ帰る。
アジアの一国ベトナムもアメリカに最後まで屈しなかった。
キングギドラは今みれば特亜三首怪獣ともいえるが
(ギドラ様に失礼)
やはり1964年ではやはりソ連の幻影であろう。
1956のソ連映画にギドラの原型らしきものが出ている。
ソ連の神話に出て来る竜である。
地球最大の決戦のころより怪獣はやや擬人化されるようになる。
演出がユーモラスな面もあるがドラマに深みが出てきた。
戦略的なかけひきを演出するには全くの獣では無理があったのだろう。
予言者の女王はデヴィ婦人と何か重なる。