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朝鮮人元慰安婦への謝罪・賠償を求める決議の無効化議案が、反対派の議会工作により、採択されるか否か微妙な状況となっています。
反対派の中心は共産党市議団です。
共産党市議の「田中こう」市議のブログで、その議会工作の全容が語られていました。
----------(以下、ブログ記事から抜粋)----------
明日の最終本会議を前に、今日は議会運営委員会が開かれました。
各常任委員会で審査された議案・請願は、すべて全会一致で可決される見込みです。
さて、今日の議運で発議者の一人として決議案を提出しました。
井上議員(ユニットF)、村上議員(宝結会)、田中こう(共産)の3名で提出した決議案は「いわゆる従軍慰安婦問題に関して、朝日新聞が『吉田証言』の報道を虚偽であったと認め、正式に取り消し、謝罪した。それにともなって、国内では混乱をきたしている。国は、されなる真相の究明を進め、諸外国、関係機関に正しい理解を促す努力をするよう求めるものである」という内容です。
一方、伊藤議員(新風)、大川議員(太誠会)、中野議員(公明)からは、すでに「いわゆる従軍慰安婦問題に関して、本市議会が平成20年3月26日付けで政府に提出した意見書が決定的な根拠を失ったことを確認するとともに、国はさらなる真相の究明を進め、諸外国、関係諸機関に、慰安婦問題についての正しい理解を促す努力をするよう求める決議」が提出されています。
伊藤議員、大川議員、中野議員から提出された決議案は、朝日新聞の「吉田証言」をめぐる報道によって、2008年3月に本市議会が提出した「日本軍『慰安婦』問題に対して、政府の誠実な対応を求める意見書」の根拠がなくなったというものです。
対してこちら側の決議案は「現在の議会が過去の議会で決めたことを否定するやり方は道理に反している」、「慰安婦問題に関して考えの違いがあったとしても、朝日報道をめぐって混乱が生じていることは事実であり、さらなる真相究明は必要である」という2点での3会派(ユニット・宝結会・共産)共同提出です。
意見書の内容を見ればわかるように、「吉田証言」が虚偽であってもこの意見書を否定する根拠にはなりません。
2つの決議案は明日、総務常任委員会に付託され、審議されます。
宝塚市議会6会派が3対3に割れての決議案審査です。
-------------(以上)-------------
決議案の内容は、賛成派も反対派も似たような文言が並んでいますが、決定的に異なるのは、平成20年3月に採決した反日決議を否定しているかどうかです。
反対派の狙いは、
● 慰安婦への謝罪・賠償を求める意見書(反日決議)の有効性は残したい。
● 「慰安婦問題の真相究明を求める。」という決議を出すことによって、朝日新聞の誤報に対するアクションはとった。というアピールはできる。
● 「混乱をきたしている」という表現で、「自分達の今までの主張・活動は、間違ってはいない」ことを暗に示す。
● 「真相究明」の言葉を入れる事で、朝日新聞による捏造が確定している慰安婦の問題に「真相はまだ不明」という印象を与え、過去に自分達が行なった反日決議に対する批判をかわしたい。
といった所だと思います。
賛成派の大河内市議作成の草案文を巧みに取り入れて、骨抜きにすることで、賛成派の切り崩しを狙ったものと思います。
嘆かわしいのは、保守政党であるはずの自民党(宝結会)の動向です。
民主系のユニットF、共産党と一緒に議案を提出するとは、ちょっと信じられません。
以下に朝日新聞の報道と、韓国、そして日本における慰安婦問題の関係を表した図を掲載いたします。
見ていただいての通り、吉田証言によって、いわれのない非難が引き起こされ、その流れに便乗した上で、宝塚市の反日決議が行われた事が分かります。
上記ブログによると、3会派(新風宝塚,太誠会,公明党) VS 3会派(共産党、ユニットF、宝結会)。
以下の議員の所属会派からも分かるとおり。。。
------------(市議会の情勢)------------
新風宝塚 所属 H20.3反日決議時 無効化に対し
浅谷亜紀 市議 不 在 賛 同
新風宝塚 所属 H20.3反日決議時 無効化の対し
大河内茂太 市議 不 在 議案の起草者
太誠会 所属 H20.3反日決議時 無効化に対し
大川裕之 市議 不 在 提案者
太誠会 所属 H20.3反日決議時 無効化に対し
佐藤基裕 市議 不 在 賛 同
無所属 H20.3反日決議時 無効化に対し
藤本誠 市議 不 在 賛 同
無所属 H20.3反日決議時 無効化に対し
伊福義治 市議 反日決議に賛成 不 明
公明党 所属 H20.3反日決議時 無効化に対し
江原和明 市議 反日決議に賛成 賛 同
公明党所属 H20.3反日決議時 無効化に対し
中野正 市議 不 在 提案者
公明党所属 H20.3反日決議時 無効化に対し
藤岡和枝 市議 反日決議に賛成 賛 同
公明党所属 H20.3反日決議時 無効化に対し
三宅浩二 市議 反日決議に賛成 賛 同
自民党・宝結会 H20.3反日決議時 無効化に対し
冨川晃太郎 市議 不 在 不 明
自民党・宝結会 H20.3反日決議時 無効化に対し
北山照昭 市議 反日決議に賛成 不 明
自民党・宝結会 H20.3反日決議時 無効化に対し
坂下賢治 市議 反日決議に賛成 不 明
自民党・宝結会 H20.3反日決議時 無効化に対し
浜崎史孝 市議 反日決議に賛成 不 明
自民党・宝結会 H20.3反日決議時 無効化に対し
村上正明 市議 反日決議に賛成 不 明
宝結会 H20.3反日決議時 無効化に対し
石倉加代子 市議 反日決議に賛成 不 明
ユニットF宝塚 H20.3反日決議時 無効化に対し
寺本早苗 市議 反日決議の中心人物 反 対
社民党 H20.3反日決議時 無効化に対し
大島淡紅子 市議 反日決議の中心人物 反 対
ユニットF 宝塚 H20.3反日決議時 無効化に対し
井上きよし 市議 反日決議に賛成 反 対
共産党 H20.3反日決議時 無効化に対し
田中こう 市議 反日決議に賛成 反 対
共産党 H20.3反日決議時 無効化に対し
草野義雄 市議 反日決議に賛成 反 対
共産党 H20.3反日決議時 無効化に対し
たぶち静子 市議 反日決議に賛成 反 対
共産党 H20.3反日決議時 無効化に対し
となぎ正勝 市議 反日決議に賛成 反 対
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単純に会派の人数で考えるならば、無効化議案への反対派は15人。賛成派は10人。不明は1名。
このままだと、無効化決議の採択は厳しい状況だと言わざるを得ません。
純粋左翼政党の共産党とユニットFから造反者が出ることはないでしょう。
あとは、宝結会の議員の方が会派として、まとまった行動をとるのか。あるいは、会派の意向と異なり、反日決議無効化に票を投じる方がおられるのか。
この辺りがポイントになると思います。
明日、委員会に付託されるとのこと。決議が行われるか、それとも継続審議となるかは、いずれにせよ、明日分かります。
今は、勇気ある行動をとって下さる議員の方がおられる事を願うばかりです。